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甘い帽子?

おいしいぼうし

2018/12/04
おいしいぼうし

図書館で最近返却された本を眺めていたら、シゲタ サヤカさんの本を発見!

"おいしいぼうし"とは一体なんぞや?

おすすめ年齢

3〜6歳
※ 個人の主観です

おすすめ度

★★★★☆ 4
※ 最大5まで、個人の主観です。

全体のあらすじ

おばあさん「ねえねえ、おじいさん、ちょっと起きてちょうだい。表の木に妙なものが引っかかっているのよ…。今すぐ見てきてちょうだい」

(なんとかその大きな謎の物体を家まで運び込み、観察する)

こげ茶で まーるく 平べったくて、うっすら向こうが透けています。

「はて、なんじゃろうか…」

「ずいぶんとべたつくわねえ…」

おいしいぼうし1

(匂いを嗅いだら、ちょっぴり甘そうな匂い!)

二人は恐る恐るペロリ。

「おい!」「しい!」

おいしいぼうし2

(あまりに美味しかったので、朝・昼・晩と分けて食べ、2人は大満足。布団に入ってもその話題でもちきりでしたが、そのとき、家の戸を叩く音が…)

「あの… 夜分遅くにすみません。プリンと申します。実は今朝、この辺りでぼうしを失くしてしまいまして…」

「…ぼうし?」

「はい… 茶色のまあるい… 見かけなかったでしょうか……」

(ハッとする二人)

(プリンは今にも泣きそうな顔で、とても食べてしまったとは言えません。自分たちの帽子をたくさん出してきて、こんな帽子はどうかと勧めてみますが、プリンはとうとう大泣きしてしまいます)

「ま、まずい!まずいぞ婆さん!わしらのせいじゃ!

い、今すぐあいつに新しいぼうしを作ってやろう!」

おいしいぼうし3

(慌てて台所に行き、作業開始!)

「ああ、もうおかしなんて何十年も作っていないから、美味しくできるかしら?」

「なあ婆さん、色は同じにしてやろうな」

おいしいぼうし4

(ソースが完成し、プリンの頭にたらす。元通り完璧とまではいきませんでしたが、無事にぼうしのできあがり!)

「わあ〜〜〜〜〜〜〜〜」

おいしいぼうし5

「おじいさん、おばあさん、ありがとうございます。僕、このご恩は決して忘れません。」

「や、いいんじゃ。いいんじゃよ」

「そうよ、いいのよ、いいの。それよりまた失くしたらいつでもいらっしゃいね」

プリンは大喜びで帰っていきました。

「なあ婆さん、味も割と似ているぞ」

「そう?なら良かったわ…」

もうすぐ朝がやってきます。

感想

本当のことは言えないけど、なんとかしなきゃと必死になるおじいさんとおばあさん。とても人間臭くて最高です。

あと、ページをめくる度に、ネコがこっそりプリンくんの体を舐めているんですよね(笑) すごく癒やされます。

しいていうなら子どもが学ぶという意味では、本当のことを告げるようなシーンがあっても良かったのかなと。そうすれば、取り返しがつかないことをしてしまったときは、できる限りの償いをして誠意をもって謝ろうというのが教訓になったのではと思いました。

子どもの反応

2歳1ヶ月の娘がとても気に入っています。

「おい!」「しい!」と元気よく言ったり、戸を叩くシーンでは本をノックしたりと、なかなかのハマり具合です。

5歳5ヶ月の息子は、お話を堪能した後、色んなページでネコがプリンを舐めていることに気が付き、自分で探して喜んでいました。

おじいさん、おばあさんの慌てる様子が面白い本なので、読み聞かせの際には技量が試されるように感じました。読み方一つで大分子どもの反応が違いました。

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プロフィール

  • パパ
    パパ
    記事を書いている人。最近ママに怒られた娘が助けを求めに来るのが嬉しくて仕方ない。
  • 息子
    息子
    長男5歳。好きな番組は、ピタゴラスイッチに始まり、すイエんサー、ネプリーグへ。将来は野球の審判になりたい。
  • 娘
    もうすぐ2歳。兄とは違い活発。オシャレ好きでママの化粧ポーチから口紅を取り出し、たらこ唇になっていることがある。

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