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人気のねずみくんシリーズ第26作!
ねずみくん うみへいく
息子が自分で図書館で見つけて、持ってきた絵本。
ねずみくんシリーズの第26作目です。
おすすめ年齢
1〜3歳
※ 個人の主観です
おすすめ度
★★★☆☆ 3
※ 最大5まで、個人の主観です。
全体のあらすじ
シリーズの主役、ねずみくんとねみちゃんの会話から始まります。
「きょうは あついなあ!」 「そうだ みんなで うみへ いきましょう」
早速、ねずみくんは友達を誘いに行きます。
待ち合わせ場所で誘った友達を待つ、ねずみくんとねみちゃん。
「あれ!まだ みんな きてないの?」
どうやらねずみくんは、うさぎさんを誘ったのにまだ来ていない様子。
と、そこへ、遅れて来るうさぎさん。
「おまたせしました(汗)」
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次は、うさぎさんが誘った、ぶたくんが来ない。
と、そこへ、遅れて来るぶたさん。
「おまたせしました(汗)」
この調子で、らいおんさん、ぞうさん、かめさんがやって来ます。
かめさんが誘ったお友達がまだ来ていないのですが、散々待たされたねみちゃんがしびれを切らし、出発することにします。
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暑くて苛立っているのか、足の遅いかめさんを急かす、ねみちゃん。
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もう少し、待ってあげて欲しい気もしますね^^;
海に到着!絵本一面の大海原。
見開きで表現していて、海の広さを感じます。
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早速泳ぎ始めるみんな。でもそこに、かめさんはいません。
ねみちゃんが、「かめさん ほんとうに おそいわね」
すると、すごいスピードでかめさんが近づいてきました!
かめさんの泳ぎの速さに、みんな感心。
そしてかめさんは、「やっと ぼくの ともだちが きました」と言います。
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なんと、かめさんが誘ったのはくじらさん!
すごい友達!とみんな驚きを隠せません。
そして、くじらさんの噴水で楽しそうに遊びます。
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ページがさらに伸びる仕掛けになっているのが良いです!
最後の挿絵に、帰宅時の様子が描かれています。
行くときは散々急かしていたねみちゃんが、足の早いみんなに一生懸命ついていっています。
ちょっとかわいそうな気もしますね。
感想
段々と登場する動物が大きくなっていくのは、1作目のねずみくんのチョッキからの定番!明らかに大きさが違うように描かれているので、やっぱり見てて面白いですよね。
また、海という壮大なスケールの表現は良いなと思いました。見開きで大海原を描いたり、くじらさんの噴水がページを超えて描かれていたりと、素敵な演出でした。
そして、今回気になった点としては、ねみちゃんの性格の悪さです(笑)
ねみちゃんは、かめさんを下に見るような発言が続き、最後のくじらさんを見て「かめさんって すごかったんだ」となります。
かめさんを下に見てるのも嫌ですが、友達で判断するのもってどうなの…と思ってしまいます。
そして最後の帰宅時に、みんなについて行くのがやっとのねみちゃん。でもかめさんはぞうさんのお鼻に乗っけてもらっているんですよね。
因果応報と言えばそうなのかもしれませんが、ねみちゃんも一緒に乗っけてあげて、ねみちゃんがかめさんに謝る方がスッキリするなと思いました。
ここは、読み手の親がフォローして、きちんとハッピーエンドにしたいところです。
子どもの反応
2歳7ヶ月の息子に読み聞かせ。
ねずみくんシリーズはこれまでに何冊か読んで気に入っているようで、入りはとてもスムーズでした。
また、定番ではあるものの、続々と動物が出てきては、「ぞうさん来た!」のように反応していました。
話自体がシンプルなせいか、図書館で借りて5日目くらいからあまり読まなくなりました。